練習の進め方と、二つの「元に戻す」
図は説明用に作った局面の抜粋で、関係のないカードは省いています。最初に自分の候補を選び、その手で何が変わるか考えてから解答を開きます。実際に遊ぶときは、通常の操作ボタンの「元に戻す」またはUキーで1操作ずつ戻します。2手進めたら2回戻すと同じ出発点です。現在のゲームの最初まで使えます。負けが証明されたダイアログの「元に戻す」は別の動作で、履歴から勝てることを確認できた局面を探し、複数操作を戻す場合があります。この練習で使うのは通常の1操作ずつのボタンです。基本操作はソリティアの遊び方で確認できます。
第1問:二つの黒い8、どちらを動かす?
第1列には8♠が1枚だけあります。第2列では8♣のすぐ下に伏せ札があり、第3列の末尾には9♥があります。どちらの8も9♥へ移せます。それぞれの手で、空き列と新しい情報のどちらが得られるでしょうか。伏せ札の正体は、動かす前には分からないものとして考えます。
- 第1列:この1枚だけ
- 8♠
- 第2列:伏せ札の上に8♣
- 裏向き8♣
- 第3列の末尾
- 9♥
第1問の二つの結果を見る
8♠を動かすと第1列が空きます。8♣を動かすと、その下の伏せ札が表になります。この問題ではA♦なので、続けて空の組札へ送れます。元に戻して出発点へ戻ると、A♦は再び裏向きになります。一度見た情報を自分が覚えている点は、最初の判断と違います。「空き列を作る」と「情報を増やす」を比べる問題であり、どちらなら必ず勝てるという結論ではありません。空いた列に置けるキングがあるかも合わせて考えましょう。
第2問:空き列に赤いキング、それとも黒いキング?
第1列が空いています。K♥とK♣をそこへ動かす二つの候補があります。どちらのキングの下にも伏せ札があります。Q♠とQ♦も、それぞれ伏せ札の上にあります。キングを移した後、図のどちらのクイーンを置けるか、2手分の順番を考えてください。
- 第1列
- 空
- 第2列
- 裏向きK♥
- 第3列
- 裏向きQ♠
- 第4列
- 裏向きQ♦
- 第5列
- 裏向きK♣
第2問の二つの結果を見る
K♥を第1列へ移すと、その上へQ♠を置けます。この問題ではQ♠の下から3♦が現れます。K♣を移すなら、その上へ置けるのはQ♦で、Q♦の下からはA♣が現れます。キングの元の列でも、それぞれ伏せ札が1枚開きます。赤いKには黒いQ、黒いKには赤いQという違いから、その次に触れられる列が変わるのです。片方を2手試したら、通常の「元に戻す」を2回押して、もう片方と比べます。伏せ札の正体は事前には分からないので、この例だけで黒いキングを常に優先するとは言えません。
第3問:5を組札へ送るか、場札に残すか
ハートの組札は4まで進み、第1列に5♥が1枚だけあります。第2列の末尾は6♣、第3列では4♣の下に伏せ札があります。5♥を組札へ送る手と、6♣の上に置く手はどちらも合法です。4♣を次に動かすことを目標にすると、どの違いがありますか。
- ハートの組札:4まで完成
- A♥2♥3♥4♥
- 第1列:この1枚だけ
- 5♥
- 第2列の末尾
- 6♣
- 第3列
- 裏向き4♣
第3問の二つの結果を見る
5♥を組札へ送るとハートが一つ進みますが、図にある4♣の置き先はなくなります。空いた第1列へ4♣は置けず、6♣へも直接置けません。いったん戻し、5♥を6♣へ置いてから4♣を5♥へ重ねると、伏せ札のA♦を開けられます。ただし、先に組札へ送ったからといって取り返しがつかないわけではありません。StillDeckでは組札から場札へ合法的に戻す操作もできます。これは、中位のカードを一時的な置き先として使う例です。
戻す前に、一つだけ言葉にする
「この手は失敗だった」で終わらせず、「空き列は作れたが、置くキングがなかった」「5を残すと4の置き先ができた」のように、変わった点を一つ言葉にします。次に同じ形を見たとき、数字そのものではなく関係を思い出せます。ソリティアの攻略と10のコツで場札の優先順位を確認し、実際のゲームで試してください。山札も含めて練習するなら、3枚めくりの3つの局面へ進めます。勝率を比べる場合は、元に戻すの使い方も揃えて統計の条件を確認しましょう。